のし紙

のし掛け

のし紙とは

掛け紙(のし紙)は本来、慶事(お祝い事)に用いられるものでした。

「熨斗鮑(のしあわび)」と言われ、アワビの肉を薄く切り平らに伸ばし乾燥させたものを色紙に包んで慶事贈答品に添えていました。
この熨斗鮑(のしあわび)が簡略化され、「熨斗(のし)紙」へと変わっていきました。

 

水引とは

のし紙の中心に印刷されている結び目のことを水引と言います。

慶事では紅白のものを用いますが仏事では「紺白」「黄白」など地域や用途によって水引の色が異なります。


黄白の水引は主に関西地方での使用が一般的で、葬儀の際の香典以外はすべてこの黄白を用いることがほとんどです。

 

薄墨

昔は文字を書く際は硯(すずり)で墨をすって筆を使っていましたが、仏事では「悲しみで墨がすれません」「涙が硯(すずり)に落ち墨が薄まりました」など、古くからお香典袋には薄墨で書くのが通例となっています。

一昔前では筆ペンを用いることが通例となり、現在はプリント印字が主となっていますが、変わらず薄墨の文化が残っています。

薄墨である理由をご存じない方も増えているようですが薄墨は悲しみのあらわれともいえます。

 

のし書き

のし紙には水引を中心に上下で「のし上」「のし下」という言い方をします。

のし上には贈る目的を印字します。
香典返しの場合は「志」「満中陰志」「偲び草」「粗供養」「忌明」などと書き何に対する品かを明記します。

のし下には差出人(贈り主)の名前を書き、仏事では主に「喪主様」のお名前を印字します。

 

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